○堀江實藏君 ただいま日程に上つております復興金融金庫法の一部を改正する法律案につきまして、労働者農民党を代表しまして反対の討論をいたしたいと思います。 複輿金庫は、敗戦後こんとんとした日本経済の実情のもとにおいては存在の意義があつたが、現在の事情下においては、まつたくその意義を喪失していると私は考えるのであります。復金の本質は、國家資金をもつて、いわゆる重点産秦に融資して、経済の振興をはかるに目的
○堀江委員 今石原君の意見が出ておつたのでありますが、そうするとわれわれはその繰入金の金額が妥当であるかどうか。予算に照し合せて審議して、それが妥当であるという妥結が得られなかつたら、その法案は通すことはできぬのですが、予算に関することは大体分業的に、予算委員会に付議されておるのであります。われわれは予算委員会の決定した後に可決するならする。われわれの責任において独自の見解においてやるとすれば、われわれが
○堀江委員 そういうぐあいでありましたら、予算委員会は非常に大きな紛糾を経て、一時から開会されるそうでありますから、予算委員会は諸般の情勢から予算をいずれかに決定すると思います。そうすればそのあとでまた変更するというよりも、予算委員会が済んでから正しい法案を議決した方が、いいじやないかと思いますので、これはしばらく延期すべきだと思つております。
○堀江委員 この法案を予算委員会よりも先に本委員会で議決することは、もし予算委員会において予算に変更があつた場合、当然その金額が変更になるので、そういう場合の取扱いはどういうぐあいにされるのであるか。当局の御見解を伺いたい。
○堀江委員 農産物價格の適正化の問題は、社会党の矢後君のと合うのだが、生鮮食料品の問題はかち合わないので、今日でなくても、明日でも機会があつたらやらしてもらいたい。
○堀江委員 わが労働者農民党としましては、從來の議会運営において正当の手続を履まずに、簡素な道をとつて來たことが、かえつて議事を遅延させた。この問題についてみても、もしも新事態が発生しているという場合においても、先ほどからいろいろ意見がありましたように、國会の権威を保つためには、委員会にもう一ぺん付議してやり直す、その賛成不賛成は別問題として、手続として正しい手続をとつて行くのがほんとうだという見解
○堀江委員 私の方は相談しましたところ、あくまでも原則は原則として行くべきである。修正案として出すべきでなく、原案を撤回して新しく出すのがほんとうだという結論になりましたから、御報告申し上げます。
○堀江委員 われわれの党としても、成重君から話がありましたように、修正して出すべきものでない。これは新しく提案すべきものであるという見解を持つておる。從つてこうした新しい事態ができますれば、われわれの意見は党の決定によつて表明しなければならないということになりますので、先ほどの意見のように休憩をお願いしたいと思います。
○堀江委員 大藏政務次官にお伺いしたいのでありますが、ただいま二十四億か三十億近い金が昭和電工に出ておる。なお資金が非常に多く需要される見込みである。大藏当局としてそうした問題——もちろん昭和電工は個人の営利会社であります。営利会社が資本金の何倍の融資を受けて、その事業を経営して行くかということについては、大藏省の監督といいますか、どのくらいの限度で、資本金の何倍くらいまでの融資を受けてやつてよいとか
○堀江委員 われわれが一番聞きたいのは、今一番大きな問題になつております昭電の問題にしましても、二十何億、三十億に近い金が貸してある。しかもその金の中からああした事件を生んだいろいろなコミッションとか、手数料とか、謝礼ということで支出されておる。昭和電工自体としてその金が使われていないことはもちろんであります。昭和電工の会社の例をとつてみても、会社としてのいわゆる設備なり財産が、それを支拂い得るだけの
○堀江委員 ちよつと復金の理事長の方に一点だけお伺いいたしたいのでありますが、復金の貸出し方法は一年とか半年とか期限があつて、その期限が來たら返済するのではなくて、証書だけ先へ書きかえるというのが多いということを聞いております。しかしそれにしても事業の実体などからして、回收不能のものが相当あるのではないかと想像されるのですが、復金当局としてどのくらいの金額が回收不可能であるか、その見込みがわかればお
○堀江委員 岡田君の出しておる炭鉱、電氣事業等の重要産業の賃金問題は、実に重大問題でありまして、これは前から問題になり、その必要性を力説しておつたにかかわらず、これがあとになつてしまつて、非常に遺憾に考えております。これは冒頭にやつていただきたい。
○堀江實藏君 ただいま議題になつておりますところの本件につきまして、労働者農民党を代表しまして意見を申し述べたいと思います。 昭和電工を初めとするところの幾多の疑獄事件については、國民は重大な疑惑を持つて詰り、またそれゆえに國会に対するところの不信の空氣さえも現われておるのであります。もしも、本件に対し國会がこの逮捕の要求を拒否したならば、國民の疑惑はますます深くなるということを考えなければならないのであります
○堀江委員 労働者農民党を代表しまして、きわめて簡單に見解を発表いたします。 本件につきましては、わが党としては許諾を與うるべしということに結論が統一いたしました。その理由についてはただいまの許諾に賛成するといういろいろな理由と重複いたしますので、私は結論だけ申し上げます。 昭和電工事件を初めとするところの各種疑獄事件については國民は非常に大きな関心を持つており、このために國会すらも非常な不信を
○堀江委員 今密造あるいは酒のいろいろな問題について質疑應答があつたのでありますが、先ほどから本藤さんなり川野さんがおつしやつたように、現在の状態では密造は取締れないだろうということをわれわれも感じております。その対策として今の特價酒の値段が先ほど問題になつておりましたが、物品税をかけると千何ぼの酒というのは、現在の政府の收入状態がどうなつておりますか。だんだんインフレになつて酒の賣れ行きが惡いではないか
○堀江委員 先ほどの説明の中に、構成の変更の問題について御答弁がありましたが、その当事者の院内における地位の重要性ということは、総裁であつたとか、あるいは何の委員会に属している方であつたとかいうような意味なんですか。
○堀江實藏君 ただいま上程されました四つの法案に対しまして、労働者農民党を代表して、委員長報告に反対するものであります。 まず、電氣通信省設置法案及び郵政省設置法案について申し上げますならば、これは逓信省を二分した法案でありまして、ただ機構を複雑にしたにすぎない。郵政省の関係におきましては、前の機構よりも約八倍の大きな機構になつておる。電氣通信省の方は約七倍に高級官僚がふえており、一方、ほんとうに
○堀江委員 そうしますと、さつき私が申しました修正案も原案も否決になつた。そうしてさらにやり直したということは、法的に違法ではないのですか。
○堀江委員 事務総長にお伺いしておきたい。先ほど委員会において専賣公社法の審議にあたつて、採決しましたときに、修正案が社会党から出されたわけです。それが否決になりました。それから今度は原案に対して採決がとられた。それがまた否決になりまして、否決になつたという宣告を委員長がやつたわけです。ところが、これはどうもおかしいというようなことで、再議をやつて、やり直したということですが、これは法的に大きな間違
○堀江委員 社会党から出ました修正案に対しては反対であります。これではわれわれの考えている專賣公社の民主化なり能率化がまだ不十分である。それから公共企業体の從業員を何とかして優遇するというようなことも、この修正案には入つていませんので、この修正案に反対します。それから原案にはもちろん絶対反対であります。 もう一つ希望意見として述べたいことは、こうした重大な法案を短時日に審議せよというような態度なり
○堀江委員 貿易資金特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、私は労働者農民党を代表いたしまして、反対の意思を表明いたしたいと思うのであります。 先日來政府委員から説明を承つたのでありますが、現在の貿易が日本の犠牲において輸出がされている。いわゆる日本のダンピングのような形になつている。貿易の振興が日本の経済再建にとつて最も重大なことは異論のないところであります。しかるにその貿易のやり方そのものの
○堀江委員 先ほども質問がありましたように、生産者價格と消費者價格との差額が一石に対した千六本円くらいあるわけであります。どういうわけでその差額を千六百円もつけなければならぬか、その具体的な内訳を御説明願いたいのであります。
○堀江委員 内閣もそうでなければならぬ。
○堀江委員 この金融機関再建整備法の一部を改正する法律案の趣旨なり御意図に対しては賛成するものであり、むしろわれわれは前の國会におきましても、郵便貯金の切捨てはすべきでないという意見を持つておつたものでありますが、しかしかようにきめられたのでありますが、今回の提案理由の説明によりますと、百六十三億を百六十五億にふやす。二億円増加されるように拜聽したわけでありますが、まだ政府は追加予算を出しておられません
○堀江委員 大藏大臣は何か二つの意味のような御答弁であつたわけであります。今ではこれが最上であるが、そういう非能率化なり、あるいは民主化しておらないところがあれば、民主化したいというような御答弁であつたのでありますが、大藏大臣も在野の時代には民自党の政策としましても、企業の合理化あるいは民主化ということを一つの主張としておられるように考えるのでありますが、これが民主化しており、あるいは能率化しておるかどうか
○堀江委員 この專賣公社法案は、今まで私欠席してこれまでの質疑を知らなかつたのでありますが、マツカーサー書簡によつてこれが出されたものであると拜承いたします。しかし少くとも政府が專賣公社法を出されるというのは、從來の專賣局なり、あるいは鉄道なり、そうしたものの運営が非常に官僚的な運営であり、非能率的な運営であつたということはお認めになつていると思いますが、こうした機会において、專賣事業はもつと民主化
○堀江委員 その問題はなお私もよく研究したいのであります。もう一つこれは大きな問題だと思うのですが、この間の本会議で共産党の徳田氏が演説したことは、國民として見のがすことのできないことを云つておるのであります。新聞記事が見たのでありますが、輸入のものについては、鉄鉱石はアメリカの山元價格が六ドルであるにかかわらず、日本の港渡しの價格は二十ドルである。一方國内の一例をとりますと、紡績機械は、バイヤーに
○堀江委員 今の御答弁ははつきり了解できない。結局輸出の方の換算率にすれば、その間日本國内の食糧品價格よりも高くなる。だからこれを低くして置かなければならないというように解したわけでありますが、そうすると非常に大きな疑問の起つて來る点は、現在の輸入は輸出に関係がある原料資料などが主である。それから大きなものでは食糧が主であることはもちろんでありますが、そこに非常に大きな疑問といいますか——食糧問題はまた
○堀江委員 この前いただきました輸出入品円ドル換算率の資料におきましては、輸入品加重平均レートが百三十、それから輸出品加重平均レートが三百三十となつておりますが、これはわれわれ國民としては相当な損失となるのではないでしようか。 〔以下速記〕
○堀江委員 私の質問したいのは、そうして関連において、今回この法案において百五十億の資金の会計を二百五十億に増加するという理由は、昨日説明を受けましたように、日本の公定價格が物價改訂があつたために上つたという説明でありますが、しからばその観点におきまして、外國から輸入する物資を國内において販賣する場合には、それだけ高くなるという意味において、私は増額の根拠がわからないのであります。一方的でなくして、
○堀江委員 その問題について資料をあとから出すということでありますが、この大体の見込みが立つて、それによつて貿易資金特別会計の今回の改正に関連する問題がありますので、わかりますならば全部の品でなくてもいい、重要な品物だけでもできればきよう御答弁を願いたいと思うのであります。
○堀江委員 單一為替レートの問題については、同僚議員からの午前中の御質問に対して御答弁があつたのでありますが、これは大体いつごろ單一為替レートを設定されるような見込みになるかどうかという問題、それから次に貿易関係についてはいろいろ複雜なことがあるように聞いております。また單一為替レートがきまつていないために、先ほど貿易長官から答弁がありましたように、三百ドルに決定したならば、四割は倒産するような情勢